子どもが未明、薄着で1人…新聞配達員、家出中の9歳児を保護 「普段から協力したいと…」 習志野署が感謝状
寒い夜中に家出した男児(9)を未明の新聞配達中に見つけて保護したとして、千葉県警習志野署(庭野英雄署長)は、新聞配達員の川島聡さん(39)=船橋市=に署長感謝状を贈った。川島さんは保護した際、自分のジャンパーを脱いで薄着姿の男児に着せ、署員の到着まで一緒に待ったという。
同署によると、男児は県内居住。家族に態度を注意され11月21日午後9時半ごろ1人で家を飛び出し、家族が「見つからない」と千葉県警に相談。翌22日午前3時すぎ、バイクで配達を始めていた川島さんは、捜索中の署員から「見かけたら連絡を」と男児の特徴を伝えられた。習志野市で同午前4時45分ごろ、1人で所在なさげな男児を見つけて声をかけ、同署に連絡。男児は家族のもとに帰った。
感謝状を手渡した庭野署長は「見つけてもらえなければ、事件や事故に巻き込まれていたかもしれない」とねぎらった。川島さんは「小さな子は出歩かない時間。自分も弟が家からいなくなって心配したことがある。普段から小さなことでも協力したいと思っていたが、見つけたのは偶然」と振り返った。
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