愛知県岡崎警察署の留置場で勾留中の男性が死亡した問題で、男性に糖尿病の持病があることを知りながら、署員が医師の診察を受けさせることを失念していた疑いがあることがわかりました。

今月4日、岡崎警察署の留置場に勾留されていた男性(43)が息をしていない状態で見つかり、その後、搬送先の病院で死亡しました。死因は腎不全でした。

男性には糖尿病の持病があり、署員も把握していましたが、その後の県警関係者への取材で、医師の診察を受けさせることを失念していた疑いがあることが新たにわかりました。

持病があり、薬が必要な場合は、医師の診断を受けさせて薬を処方する義務がありますが、男性に薬は与えられていなかったということです。

男性は保護室でベルト手錠などで体を拘束された上、署員が蹴って体を動かそうとする様子が監視カメラに映っていたということで、県警は、特別公務員暴行陵虐容疑も視野に調べています。

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