■2022年冬、国家公務員のボーナス平均支給額は?

三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「2022年冬のボーナス見通し」によると、国家公務員(管理職および非常勤を除く一般行政職)の冬ボーナスの平均支給額は、65万1,100円と予想されており、前年比では-0.1%と微減にとどまる見通しです。

公務員の給与やボーナスに影響を及ぼす今年の「人事院勧告」では、民間企業の給与水準に合わせ、年間の支給月数が0.1ヶ月分引き上げられ、基本給も0.2%程度の引き上げが勧告されました。

一方で、職員の平均年齢が下がったことで、平均給与額が押し下げられています。また、昨年の人事院勧告では、コロナ禍での民間企業のボーナス減少に合わせ、公務員のボーナスも0.15ヶ月分引き下げることが勧告されました。

しかし、ボーナス額に勧告の内容を反映させる給与法改正が昨年冬のボーナス支給日に間に合わず、減額されないまま支給されることになりました。その結果、今年は昨年と比べると支給額が減ることになりそうなのです。

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