「ぬしゃ、くらすっぞ」町議が同僚に暴言 辞職求める決議案提出へ
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熊本県高森町の後藤三治町議(67)が12月定例会閉会後の全員協議会で、男性議員に「ぬしゃ、くらすっぞ(お前、たたくぞ)」などと暴言を吐いていたことが議会事務局への取材で分かった。この問題を受けて15日に議会運営委員会が開かれ、臨時会で後藤氏の辞職勧告決議案が提出されることが決まった。
議会事務局によると、後藤氏は9日の全協で、議長を務めていた昨年7月に議長不信任決議案が賛成多数で可決されたことをめぐって、議案を提出した議員と口論。決議案に賛成した男性議員に向かって「ぬしゃ、くらすっぞ」「議員失格」と暴言を吐き、腕を2回たたいたという。
後藤氏は取材に「議案の提出理由がたわいもない理由で感情的になってしまい、暴言を吐いてしまった」と暴言を認めた一方で、暴行については「そっぽ向いた議員を振りまかせようと腕を触っただけ」と否定した。
暴言を吐かれた男性議員が12日、議長と議会運営委員長に、後藤氏に対する責任追及などを求める要望書を提出。15日の議運で、臨時会に後藤氏の辞職勧告決議案と再発防止を定めた決議文が提出されることが決まった。臨時会は年内に開かれる予定。