https://www.nikkei.com/article/DGXZQOMH051HV0V01C22A2000000/
空き家の実家を相続 売却・賃貸・放置は市場性で判断
確認すべきは「市場性」
すでに気づいている読者の方も多いと思いますが、空き家となった実家をどう取り扱うべきかを考えるにあたって最初に確認すべきは「市場性」なのです。市場性とは「いつでも売れる、または貸せる物件かどうか」ということです。市場性が高く将来にわたって一定の売却価格や賃料収入が期待できるのであれば、固定資産税や維持管理に多少のお金がかかっても、判断を保留することはできます(もちろん、売却時の税金を軽減する特例を利用できる期間との兼ね合いは考える必要はあります)。
年末年始こそ親族で話し合いを
空き家の実家を兄弟姉妹で共有している場合、意見をまとめるため年末年始の親族が集まる機会に問題提起するのはよいと思います。兄弟姉妹がそれぞれ別々の不動産会社に実家の市場性についてヒアリングしたうえで集まれば、議論が深まるよいきっかけになるのではないでしょうか。