出入国在留管理庁は16日、東京出入国在留管理局で収容中に自殺した50歳代のイタリア人男性について、「自殺をうかがわせるような言動は見当たらなかった」と発表した。監視カメラの映像分析や医師、職員らへの聞き取りなどの結果、入管側の落ち度は確認されなかったが、同庁は「今後、自殺防止策をより一層徹底するよう努めたい」とコメントした。

 発表によると、男性は入管難民法違反で摘発された後、10月25日から収容されていたが、11月18日朝、室内でテレビの電源コードを引き裂くなどして頭に通電させて自殺した。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20221216-OYT1T50189/