キーウ 16日 ロイター] - ウクライナの国防当局者らは、ロシアが来年初めに新たな攻撃を仕掛け、首都キーウ(キエフ)制圧を再び試みる可能性があるとの見方を示した。

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ウクライナのゼレンスキー大統領、軍トップのザルジニー総司令官、陸軍トップのシルスキー司令官は15日付の英誌エコノミストのインタビューで、早ければ1月にもロシアが新たな攻撃に乗り出す可能性があると述べた。

東部ドンバスや南部、もしくは隣国ベラルーシから攻撃する可能性があり、侵攻初期に制圧に失敗したキーウへの新たな地上攻撃もあり得るとした。

ザルジニー氏は「ロシアは約20万人の新兵を準備している。キーウ制圧を再び試みると確信している」と述べた。

ウクライナのレズニコフ国防相も15日付の英紙ガーディアンの記事で、ロシアが新たに大規模な攻撃を計画している兆候が強まっていると指摘。攻撃の時期は、ロシアが10月に動員した兵士30万人のうち半数が訓練を終える来年2月になるとの見方を示した。

ウクライナ、ロシア双方はクリスマスの休戦を否定しており、現時点で戦争終結に向けた交渉は行われていない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/87036b27ee113c7aed657ea7c1992aea63d59760