瀬戸内海によみがえる朱色 世界遺産・厳島神社の大鳥居改修終える

瀬戸内海に浮かぶ宮島にある世界遺産・厳島神社(広島県廿日市市)で、約70年ぶりに行われていた大鳥居の改修工事がほぼ終わった。穏やかな海に鮮やかな朱色がよみがえった。

現在の大鳥居は1875年に建てられ、高さ約16メートル。国の重要文化財に指定されている。老朽化が進んだため2019年6月に改修が始まり、炭素繊維やステンレス鋼材などを使った耐震補強のほか、檜皮(ひわだ)屋根のふき替えや再塗装などを行った。
期間中、大鳥居は足場やネットで覆われていたが、今年10月以降、順次撤去された。

18日には神社で改修記念の神事がある。近くの宮島表参道商店街では同日、各店舗が記念のちょうちんを店先に掲げ、買い物をした客に先着で紅白餅やしゃもじを配って祝うという。【岩本一希】

大修理がほぼ完了した厳島神社の大鳥居=広島県廿日市市で2022年12月16日、本社ヘリから北村隆夫撮影

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