クロウサギの生息数増加、奄美/捕食動物の駆除が功を奏す

 鹿児島県奄美市で16日、希少野生動物の状況を議論する環境省の会議があり、
特別天然記念物アマミノクロウサギなど対象3種の推定生息数がいずれも増えていることが報告された。
捕食するマングースなどの駆除やノネコの対策が進んだことが要因。担当者は「状況把握のために調査を続けていきたい」と話した。

 同省によると、対象はほかにアマミヤマシギとオオトラツグミ。モニタリング結果や撮影した動画を分析して生息数を推定した。
クロウサギの生息数は2003年と比較し、21年は奄美大島で約4倍の1万9558匹(中央値)、徳之島で約14倍の2824匹(同)だった。

http://www.shikoku-np.co.jp/national/science_environmental/20221217000170
http://www.shikoku-np.co.jp/img_news.aspx?id=20221217000170&no=1.jpg
特別天然記念物のアマミノクロウサギ=8月、鹿児島県宇検村

奄美で近づくマングース根絶 「快挙」の裏で巨額の代償
https://www.asahi.com/articles/ASP7W0BKMP7TTGPB002.html