イギリスの日本研究科「日本には幻滅した、官僚がアメリカの大学院に留学するようになって日本は劣化した」 [727891469]
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「日本型経営」や「日本型市場経済」と呼ばれたシステムです。こうしたシステムにはそれぞれ問題点もありましたが、いまから振り返れば、これらが日本に安定をもたらしたことは間違いないと思います。
「日本型経営」や「日本型市場経済」は官僚や知識人たちが何か知識や学問に基づいて構築したものではありません。さまざまな立場の多くの人々が試行錯誤する中で、半ば無意識につくりあげたものです。いわば経験から得た知恵です。https://news.yahoo.co.jp/articles/635d91d53ffd37264458261b1a1aea19c7110328?page=3
ところが、1980年代ごろから官僚や財界人、知識人などがアメリカに留学して新自由主義に染まり、「日本には改革が必要だ」などと叫んでこうした日本型システムを破壊してしまいました。その結果、日本は勢いを失い、「失われた30年」が到来したのです。
イギリスの日本研究者であるロナルド・ドーアは、「日本型経営」や「日本型市場経済」を称賛してきた方ですが、彼は『幻滅』という本で、日本の官僚たちがアメリカの大学院、それも経営学の大学院などに留学するようになってから日本は劣化したと書いています。https://news.yahoo.co.jp/articles/635d91d53ffd37264458261b1a1aea19c7110328?page=3
古川:中野さんが今回のご著書で明らかにされた「古典の知恵」は、一言で言えば「逆説」だと思います。「自由を求めるほど、かえって全体主義になる」「効率化を求めるほど、かえって非効率になる」「平和を求めるほど、かえって戦争になる」。こういう皮肉な逆説です。
この30年間の日本の新自由主義改革やグローバリズムは、こうした古典の知恵が正しかったことを明らかにしたわけですが、教育の分野でも同じことが言えます。構造改革と並行して、「教育改革」が30年間、延々と続いていますが、そこで言われているのは、俗に「知識偏重」と言われる、過去から受け継がれてきた知識を教えるだけの教育をやめて、グローバルな時代に対応できる自由な「個性」や「主体性」や「思考力」を育成すべきだというようなことです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/635d91d53ffd37264458261b1a1aea19c7110328?page=6
ところが、その新しい教育を受けた世代が、大人になって、旧い教育を受けた世代から何と言われているかというと、「いまの若い人たちは主体性がない」と(笑)。「主体性を育む教育」を受けたはずの世代が、かわいそうに、上司に指示されないと何もできない「指示待ち人間」などと呼ばれて馬鹿にされてしまっているのです。
最近も『先生、どうか皆の前でほめないで下さい』(東洋経済新報社、2022年)という本が話題になりました。「目立つ」ことや「浮く」ことを恐れて、集団のなかに埋没したがる。自分で決めることを嫌がって、何でも人に決めてもらいたいと思う。いまの大学生や若い社員は、ここまで徹底的に「個性」や「主体性」を根扱ぎにされているということが、驚きをもって受けとめられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/635d91d53ffd37264458261b1a1aea19c7110328?page=7
もちろん、すべてが教育の結果というわけではありません。しかし、それでも、「個性」だの「主体性」だのを謳った「教育改革」を30年間、やり続けた結果がこれだという皮肉な逆説は、いいかげん反省すべきでしょう。それなのに、学者やマスコミは、こぞって「日本人に主体性がないのは、日本の教育が知識偏重だからだ。だから改革が必要だ」などと言っている。「改革」をしたからこそ、こうなったのではないかということは、考えようともしないのです。私自身は、教育はあくまでも過去の知識の教授に徹したほうが、かえって子どもの主体性や思考力を育めるはずだと思うのですが、誰も共感してくれません。
佐藤:おっしゃる通りです。例によってピーター・ブルックが良いことを言っていますよ。子どもに絵の具箱を与え、ただ好きにやらせたらどうなるか。「全部の色を混ぜあわせて、結果は必ず泥んこのカーキ色に決まっている」。ブルックは安直な即興演劇を批判してこう述べたのですが、主体性を活かすには、まず規律によって基盤をつくってやらねばなりません。でないと〈自由の限界〉があっという間にやってきます。 アメカス学卒院卒以外出世出来ない規定を米軍が創ったからね あっちに留学して代弁者と言うか代理人になるんだからどうしようもない 昔は良かったが正解だったわけだ
みんなで昔は良かったを言い続ければ日本は復活する ツイッターでも教条主義者ってほんとたちが悪い
教条主義者は学歴とか関係なく政治系が多い アメリカのせいではなくて
日本人が勝手にアメリカにコンプレックス持って
アメリカ流を取り入れて失敗した
これ中国もエリート層はそうだと思うけど
この先どうなるんだろう 日本がどう転んでもアメリカにはなれないしな
日本は日本の道を行かないから落ちぶれる >>9
しかも優秀な分、物凄い勢いで熱心に売国してるんだよな
外資系コンサルとか外資系金融とか
エリートはもちろん、政治家の息子や上級国民の息子もその傾向あるから終わってるわ日本 ピノチェトみたいに
アメリカに都合が良い社会実験する人が支持されるからな 勉強ができて仕事のできる奴、上級の息子で決定権や権力のある奴が
こうなってる 貧困に喘ぐ庶民が増えているとすれば、経済全体での所得の減少ではなく、所得の偏りに原因があることになるが、それは庶民が熱烈支持した構造改革が目指していたものである(自業自得)。
雇用を増やす(⇔賃金を下げる)
総所得を増やすために競争を促進(⇔差が広がる)
👇は小泉政権期に安倍内閣官房長官がタクシーに乗った際のエピソード。運転手はその前に会社のリストラで失業している。
運転手さんはこんなことを言っていたそうです。
前からタクシーの運転手をしていた息子に勧められて、自分も運転手になった。規制緩和でどんどん車の数が増えて、息子の給料はずいぶん、そう三割くらいかな、下がった。でも、私が働けるようになって、家全体としての給料は上がったんだ。「これが規制緩和だよね」と。
これはものすごくわかりやすい例で、確かに競争が厳しくなると、辛い思いをする人が出てくる。しかし、結果的に社会全体としての雇用は増えている
https://note.com/prof_nemuro/n/nda786f67581f ドーアさんの本は何冊か読んだことあるな 幻滅も図書館で借りて斜め読みくらいはしたけど
日本人としては小泉改革以降あれなの判ってるからどうしようもない この辺の危険性を察してるからある程度経済成長したとき中国は欧米的なものから距離を取るようにしたのかね 「改革」ってつまり「革命」と同質なんだな
「革命」っていう思想上でつくられた理論で現実を塗りつぶしていくと現状の問題が全て解決されるような気になる
でも思想上の理論ってのは、現実の社会や生活の一部を抽象したものを取り扱ってつくられてるものでそれによって極端な改革をすると悲惨なことになるのは革命思想の歴史を見るとなんとなく察せられるな >>21
中国は日本よりもこうなってる
ハーバードやオックスフォードなんてもう中国人ばかりだし
共産党以外ではそういう大学出てアメリカナイズされたエリートが実質的に国を動かしている 学者とかリベラルな連中も総じてアメリカのエージェント化しちゃってるからね 中国って経済では完全に資本主義だしね
共産党ってだけで >>23
習近平が「中国式現代化」を強く主張して
欧米主導の世界秩序に対抗しようとしてるって記事を見たが
経済成長時からの欧米式の思想で学んだそういうエリートの影響を拭おうとしてるのかな >>24
あっちのキリスト教的価値観に染まってる感はある 今、日本の学校や大学の研究で学ばれてるのは西洋の世界観によってるから
まあだから安倍政権の時に学術会議との対立があったんだろうが 欧米の価値観から離れてそれを払拭しようとすると
今度はネトウヨ的な安い国粋主義に流れる恐れが出ると
難しいもんだな >>27
あっちの連中もこっちの奴らもそれがキリスト教由来とは思ってないから余計に始末が悪い
表面上まったく信仰してなくてもキリスト教しぐさからは逃げられない 考える力が必要だということで
詰め込み教育減らしたら
考える力がなくなってると言われてるのと似てるな
考えるのに必要な基礎知識が足りないんだと イギリス統治下のインドしかり、現代中国のウイグルしかり
植民地エリートを洗脳教育して間接統治なんてそりゃ当たり前にやるよな
特にジャップには思いっきり刺さるだろう ドイツ人経済学者リチャード・ヴェルナーも同じことを言っている言ってる
80年代辺りから日本は変わったのだと。
80年代ぐらいを境に、官僚が国益のために動いていたのが
色々変わって、グローバリスト益のために動きだしたんだと。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています