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今年の漫才王者はだれだ。
M-1決勝の行方を気にしているのは、ファイナリストだけじゃない。
約7200組。史上最多となった今大会にエントリーし、敗れた全ての挑戦者が注目している。
プロもアマも、子どももお年寄りも。全国各地のあらゆるM-1戦士たち。
大阪・岸和田の隣町に住む小学3年生もその一人だ。
「ロングコートダディに優勝してほしい」
江口翔汰くん(9)はそう思っている。
しゃべりはもちろん、動きもおもしろい。
それってけっこう、すごいことなのだ。
経験者には分かる。
今年、自分もM-1に出たのだから。
小学生の友達と4人で。
3カ月前、大阪・心斎橋であった1回戦。
サンパチマイクが、ぐいっと下がる。それが出番の合図だ。平均身長120センチあまり。初戦の壁は高かった。
「M―1で漫才してくるわ」
小学校の友達に言うと、目を丸くされた。
優勝賞金は1千万円…
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