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元JA福島五連会長の菅野さん合格 来年4月新設の福島大大学院食農科学研究科食農科学専攻
来年4月に新設される福島大大学院食農科学研究科食農科学専攻(修士課程)に、元JA福島五連会長の菅野孝志さん(70)=福島市=が合格した。「農業協同組合と農家のより良い関係性を考え、農業再生のあるべき姿を研究したい」と意気込んでいる。
社会人特別選抜(T期)を受験した。大学院が設ける4コースのうち農業経営科学コースで学ぶ予定だ。JA福島五連会長に加え、全国農業協同組合中央会(JA全中)副会長の要職を担う中、農業と経済の密接な関係性を改めて痛感した。国内の食料自給率が低迷し、ウクライナ情勢などで食料安全保障の重要性が高まる中、約半世紀にわたって関わってきた農業を見つめ直したいと進学を決意した。「科学的・学術的に成果をまとめ、地域社会にお返ししたい」と話している。
菅野さんは福島市松川町出身。福島農蚕(現福島明成)高、県農業短期大学校卒。2019(令和元)年6月から3年間、JA福島中央会、JA福島五連の両会長を務めた。2020年8月、本県関係としては故佐藤喜春氏以来、30年ぶり2人目となるJA全中副会長に就任。現在はJA福島中央会とJA福島厚生連の最高顧問も務める。
社会人特別選抜(T期)では菅野さんを含む12人が合格した。