https://news.yahoo.co.jp/articles/35ce0a8f7862c1d7f6ebc0f381f17f987fc64ea3

小室さんの司法試験合格では解決できなかった…秋篠宮家の「親子対立」の解決に本当に必要なこと

■関係は修復したかに思われたが…
秋篠宮と眞子さんとの関係は断絶したままだった。
それが明らかになったのは、11月30日に57歳の誕生日を迎えた秋篠宮の会見の席でのことだった。
57歳の誕生日を前に、記者会見される秋篠宮さま。眞子さんの近況については「お話を控える」とした。
ここ数年の誕生日会見は、「およそ皇室に相応しからぬ“スキャンダル”が質疑の大きなウエイトを占めてきた」
2017年は、眞子さんと小室圭さんの婚約内定会見から2カ月余り後に行われ、秋篠宮は小室さんのことを「非常に真面目な人だというのが第一印象」だと語った。
だが、その後、小室圭の母親の金銭トラブルが発覚し、婚約が延期された後の2018年の会見では、一変して、秋篠宮は「二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います」と突き放した。
「その後、19年には『小室家とは連絡は私は取っておりません』と明かされ、翌年は『(対応が)見える形になるというのは必要なことではないか』と強調されました。
さらに昨年は、小室圭さんを『夫の方』『娘の夫』などとよそよそしくお呼びになった上で、『(小室さんとの面会で)印象に残ることというのは特に私にはありません』『(入籍会見では)自分の口から話をして質問に答える機会があった方が良かった』等々、ネガティブなご回答に終始されたのでした」(宮内庁担当記者)
■「難題の“総決算”と言っても過言ではなかった」
しかし今年は、小室圭さんがようやく3度目の試験でニューヨーク州の司法試験に受かった。眞子さんから、「受かりました」という連絡も秋篠宮家にあったという報道もされていたため、「今年の会見は、御代替わりをはさんで長らく皇室を苛(さいな)んできた難題の“総決算”と言っても過言ではなかった」(週刊新潮)のだが、そうはならなった。
秋篠宮はこう語ったという。宮内庁が発表した誕生日会見の全文からやりとりを見てみよう。
次女佳子さんの結婚問題について聞かれると、
「まず、それでは最初の次女のことからですけれども、現在、いろいろな所から依頼を受けて、それで公的な活動を行っております。私としては、そうしてせっかく声を掛けていただいているわけですので、それら一つ一つに対して真摯(しんし)に取り組んでいってもらいたいと思っております。
それから助言でしたか。
――はい。
これについては、何か聞かれればそのときに私の意見を言うことがあります。恐らくそれぐらいだと思います。それから結婚についてですけれども、今、特に何か話し合っているということはありません。また、女性皇族が結婚後も皇室に残ることと、娘のその意思の尊重ということにつきましては、私は今までも本人の意思はできる限り尊重する、という立場をとっておりました。一方で、結婚後も内親王が皇室に残ることというのは、これは制度のことであって、そのことについて私が何か申すことではないと考えております」
■「話をするのは控えてほしいと申しているようですので」
長男悠仁さんについては、
「次は長男の学校生活ですか。この4月から高校生になって、恐らく今まで12年間、それまでの幼稚園から中学校まではある意味同じ学校と言いますかね、過ごしてきて、この4月から新たな所での生活になったわけですけれども、本人は授業や部活ですね、忙しくも充実した日々を送っているように見受けられます。
また、その次のことにつきましては、これも私は以前にお話ししたことがあったと思いますが、私自身の経験も少し含まれているわけですが、日本は本当に各地に様々な文化があります。そういうものを若いうちに実際にその場所を訪ねて、そこでそういうものに直(じか)に触れるということは、将来的にも非常に大事なことなのではないかなと思っております。
それなので、折々に私もそういうことを本人には勧めております。また、それとともに書籍などを通じて、様々なことを、中でも日本の歴史などについては知っておいてほしいと思ってそういう話もすることがあります」
続いて、ニューヨークにいる眞子さんについて聞かれると、
「次に長女のことですけれども、これは本人が近況などについての自分のことについては話をするのは控えてほしいということを申しているようですので、私もここではお話を控えることにいたします」
と答えたのである。