立命館大学文学部で暗号学をやった俺が教えて上げるよ
日本軍の暗号は暗号学を齧った人なら容易に解読出来る

A=こ
B=ん
C=に
D=ち
E=は

みたいな置き換えをし、暗号表にはどの文字と文字を置き換えたのかが記載される古来からの暗号方法
文字置換式暗号と呼ばれる
実際には色々工夫して解読しにくくするけど文字を置換するというのが原理原則
日本軍の暗号は日本語をアルファベットに変換していた
こんにちは=KONNICHIWA
みたいに
これを暗号表で符号化していた

この手の暗号は最初に相手敵国の一般文献を漁って文字出現率をだす
日本語で言えば(ん)とか(わ)は文字として出現率が低い
E:11.75% ***********
T:10.74% **********
A:08.79% ********
N:07.78% *******
I:06.93% ******
こんな感じで
さらに母音と子音の出現率も計算する
6字側 (Sixes)
母音 A,E,I,O,U,Y
20字側 (Twenties)
子音 B,C,D,F,G,H,J,K,L,M,N,P,Q,R,S,T,V,W,X,Z

次に『、』なんかを示すコード、句読点コード 日本軍はこれをアルファベット3文字に置き換えていてた
でも一定確率で繰り返される文字列=句読点コードになるからそれ自体が暗号解読の助けになっていた(日本軍は定期的にこの句読点コードを変更する事で復号化対策をしていた)

つまり頻繁に出現する文字の数から一文字目を特定し虫食いの要領で次々と解読していく
数文字判別すれば周辺情報が増え解読は加速度的に進む
ちなこの作業はコンピュータで行われていたのでかなりの短時間で復号化されていた
もちろん暗号表は流出せずに、だ

ドイツのエニグマ暗号が優れていたのは
エニグマ暗号化機の存在
Aと打ち込んでEと暗号置換されても
もう一度Aと打ち込むと
今度はBと置換されるという乱数の存在で解読が非常に困難だった
実際にはエニグマ暗号機そのものがイギリスに押収されるまでは解読される事がなかった

俺達みたいな大卒エリート軍団が第二次大戦に転生してれば日本の暗号もちっとはマシになったんだが当時のジャップじゃ暗号を扱うにはちと早すぎたんだよな

https://i.imgur.com/QX87tZR.jpg