週4日労働実証実験へ
スペイン政府が支援
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik22/2022-12-16/2022121606_01_0.html
スペインで今月、従業員の給料を維持したまま週4日労働に移行する実証実験が始まります。
マロト産業・通商・観光相は13日の記者会見で、参加企業を募り、来週から本格的な実験を開始すると表明しました。

参加企業1社あたり最大で15万ユーロ(約2180万円)を支援します。制度導入のため必要な組織制度や生産工程の改革に加え、労働者の教育・訓練を後押しします。
参加企業の従業員の労働時間を週4日・32時間とし、ワーク・ライフ・バランスの向上や男女の機会均等の実現、労働者の身体・精神的な健康確保を目指します。
計画を主導する産業・通商・観光省によると、企業にはこの体制を2年間、維持する義務が生じます。

昨年、中道左派の社会労働党と左派連合ウニダス・ポデモスとの連立政権が週4日労働制の導入で合意しました。
今回の実験は工業・製造部門の中小企業が対象。1000万ユーロ(約14億5000万円)の予算が組まれています。60〜70社の参加を見込みます。

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