東京 八王子の東京都立大学で、教授で社会学者の宮台真司さんが刃物で襲われ重傷を負った事件から20日で3週間になります。
警視庁は、事件に関わったとみられる男の映像を公開して行方を捜査していますが、この人物が、事件前と後に現場から数キロほど離れた町田市内の防犯カメラに写っていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

先月29日、東京 八王子の東京都立大学南大沢キャンパスでこの大学の教授で社会学者の宮台真司さん(63)が刃物で切りつけられ、警視庁は、現場近くの防犯カメラに写った事件後の男の映像を公開して行方を捜査しています。

これまでの調べで、事件の2時間余り前に、この男とみられる人物が大学の構内を歩いている様子や、事件の後、現場から北側に500メートルほど離れたコンビニエンスストア付近の歩道を逃走しているのが確認されています。

その後の調べで、男とみられる人物が、事件前と襲撃の後、逃走した方向とは反対の、南側に数キロほど離れた町田市内の防犯カメラに写っていたことが捜査関係者への取材で新たに分かりました。

自転車に乗ったり押して歩いたりしている様子などが写っていたということで、警視庁は男の足取りをさらに詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221220/k10013928221000.html