ロシア軍によるエネルギー施設などへの攻撃が続くウクライナ。ただ、ひどい電力不足でもクリスマスツリーには明かりがともされ、市民たちは様々な思いで見つめています。

点灯されたクリスマスツリー。ここはウクライナ北東部ハルキウです。

ツリーが設置されたのは地下鉄の駅のホームで、市長は「安全上の理由からクリスマスツリーは地上に置かないことにした」と説明しています。

南部のミコライウには、ちょっと変わったツリーが。
よくみると、武器や軍用車などを敵から隠すために使われるカモフラージュネットでできています。
手作りのネットは、この後、兵士達に届けられるそうです。

そして首都キーウでは。ここも駅構内にツリーが置かれていました。
自転車を漕ぐことでほのかな明かりが灯ります。

街中では、発電機でウクライナ国旗のカラーに色づいたツリーを市民たちがそれぞれの思いで見つめていました。

キーウ市民
「このような悲しく暗い中でのささやかな喜びですね」
「混乱と痛みを感じていて、祝う気分にはなれません」

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/242918?display=1