関電グループ、約200人が国家資格を不正取得 原発工事にも関与
12/20(火) 20:05配信

 関西電力は20日、グループ全体で社員180人と退職者17人が、国家資格の施工管理技士を不正に取得していたと発表した。必要な実務経験が不足していた。不正取得者が関わっていた工事は計56件で、うち15件が原発関連の工事だった。

 内部告発を受けて昨年7月、子会社の社員6人の不正取得が明らかになり、第三者委員会が調査していた。不正取得はグループ11社に及ぶ。実務経験の年数が足りていると思い込んだり、要件を満たしていると偽ったりして電気工事1級などの試験を受けて合格していた。

 不正取得者が関わった原発関連の工事15件について関電は「安全上重要な設備は含まれていない」としている。第三者委は、原子炉等規制法などにより「施工品質を確保するための体制が整備されている」として安全性に問題はないと結論づけた。原因について第三者委は、資格取得を重視する社内の風潮が「不適切受検の動機・プレッシャーを生じさせる土壌となった」などと指摘している。(松岡大将)

https://news.yahoo.co.jp/articles/3419421a47c258834d5b0e33ca1b05d87c7038ce


関電、国家資格不正取得197人 原発工事も従事
https://news.yahoo.co.jp/articles/318b10f80ecc89c041436a4ef40e73622d874e35