[19日 ロイター] - サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会決勝のアルゼンチン戦でPKに失敗したフランス代表のFWキングスリー・コマンとMFオーレリアン・チュアメニがオンライン上で人種差別被害に遭っていると、英BBCが19日に報じた。

PK戦でコマンのシュートはアルゼンチンのGKエミリアノ・マルティネスがセーブ。チュアメニは枠を外した。アルゼンチンが1986年以来、通算3回目のW杯優勝を達成した。

コマンが所属するバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)は「バイエルンファミリーはあなたと共にいます。サッカー界にも社会にも、人種差別の居場所はない」とツイッターに投稿し、支援を示した。

昨年の欧州選手権ではイングランドのマーカス・ラッシュフォード、ジェイドン・サンチョ、ブカヨ・サカがイタリアとの決勝戦でPK戦で失敗。イングランドは敗れ、3選手には交流サイト上で人種差別の被害を受けた。
https://jp.reuters.com/article/soccer-worldcup-fra-idJPKBN2T31M5