https://suumo.jp/ms/shinchiku/toyama/sc_toyama/
2年前で騒がれてたけど更に爆上げしてる
富山県内マンション高騰 20年新築、平均3889万円 バブル後最高値
https://www.hokkoku.co.jp/articles/tym/621814
富山県内の新築マンション価格が高騰している。不動産情報サービスの東京カンテイ(東京)によると、2020年に販売された物件の平均価格(70平方メートル換算)は3889万円で、バブル崩壊後の最高値を更新した。背景には駅前や中心市街地といった好立地で開発が進む実情がある。高値でも根強い人気が続いているため、同社は「バブル期と異なり、実態を反映している」と分析する。
セントラル総合開発(東京)が富山市中心部の上本町に建設中で、1年前に販売を始めた「クレアホームズ富山上本町」(54戸)は中心価格帯が約4千万円となる。20年の県内の相場と同水準であり、既に売り出した住戸の8割が成約済みとなっている。
販売担当者によると、特に立山連峰を望める上層階の角部屋は人気で、すぐに完売した。購買層は当初の見込みよりもシニアの住み替えが多いという。年明けに最終期のモデルルームをオープンし、5戸を販売する。
●5年で33%高く
東京カンテイによると、県内の物件価格は上昇基調で、20年は5年前の15年から33・5%高くなった。だが、この間の平均年収の伸びは鈍い。20年の平均年収は458万円で、5年前から13・0%の上昇にとどまる。このため、5年前は物件価格が平均年収の7・19倍だったのに対し、20年は8・49倍に高まった。
近年は地方で好立地、高スペックな物件の開発が進み、価格が高くなった。県内でもそうした物件が断続的に供給され、一般的な子育て世代というより、クレアホームズ富山上本町のように、高所得者層や住み替え希望の2次取得者層の存在感が大きい。
●資産性にも注目
好条件の物件は10、20年住んで売却しても高く売れる。同社担当者は「これまで『資産性』は主に大都市で注目されてきたが、最近は富山でも資産価値を踏まえた購入があり、実態を伴って価格が上がっているとみている」と分析した。
近年は資材高が物件価格を押し上げている。それに加え、駅前や中心部など地価の高い地域で建設が進めば、価格は高くなる。
タカラレーベン(東京)は富山市中心部に15階建ての「レーベン富山古鍛冶町(仮称)」の建設を開始した。42戸で、23年2月に完成する。駅前には周辺で最高層の20階建ての「レーベン富山神通本町(仮称)」を建設する。93戸で24年1月の完成を見込む。
これらの物件は近年の相場より高価格になる条件がそろっている。これらが断続的に販売されると、県内の新築価格は今後も高いまま推移するとみられる。