https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221218/k10013926611000.html
キーウでクリスマスの準備進む 軍事侵攻で祝賀の雰囲気抑える
ウクライナではロシアによる軍事侵攻を背景に祝賀の雰囲気を抑えながらも、首都キーウの中心部で巨大なツリーの設置作業が行われるなどクリスマスの準備が進められています。
首都キーウの路上ではツリー用の松の木が販売され、買い求める人の姿が見られました。
17日には、中心部にある聖ソフィア大聖堂の前の広場に高さ12メートルのクリスマスツリーの設置作業が行われていました。
ツリーの一番上にはほこの形をしたウクライナの国章が飾られたほか国旗の色の青色と黄色のイルミネーションが取り付けられていました。イルミネーションの電力は発電機でまかなうということです。
ただ、ツリーの高さは去年の半分以下にとどまるほか、キーウのクリチコ市長は食べ物や飲み物を販売するクリスマスマーケットの開催を許可しないとしていて、ロシアによる軍事侵攻を背景に祝賀の雰囲気を抑えた形となっています。
娘と訪れた30代の男性は「クリスマスツリーはすばらしいし、必要だと思う。私たちの祝日は誰からも盗まれてはならない」と話していました。
また、50代の女性は「今の状況でお祝いをするのはふさわしくないのでこうした落ち着いたツリーで良かった。ツリーに国章があることで国の団結や勝利が象徴されていると思う」と話していました。
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