《闘病休養中》「もうじき帰ってきます」30年来の友人・笑福亭鶴瓶が語った中居正広の現状と今後

「中途半端にテレビに出て、またしんどなって休むより、しっかり休んだほうがええ。番組は俺がやるから」──病気で休養中の中居正広(50)にそう思いを伝えていたのは36年来の付き合いになる笑福亭鶴瓶(70)だった。NEWSポストセブンの取材に鶴瓶は心配する中居との出会い、カメラが回ってない時の素顔、そして現在の様子について打ち明けた。

デビューから35年。歌手、役者、MCとしてアイドルの枠に捉われない道を歩んで来た中居。SMAP解散後も一線で活躍する中居の身体に異変が起きたことがわかったのは、2022年7月16日のこと。急性虫垂炎を発症し、入院したことを公表後、10月15日に一旦はテレビ復帰を果たした。11月4日に再び約1か月の活動休止を宣言したものの、12月2日には年内いっぱい休養することが発表された。

12月11日に放送された『中居正広のプロ野球珍プレー好プレー大賞2022』(フジテレビ系)に休養中の中居がVTR出演すると、以前よりも痩せたように見える姿に対して、ネットでは心配する多くの声が上がった。

2022年11月4日配信された古館伊知郎のYouTubeで鶴瓶は中居不在で収録が行われた『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系・以下『世界仰天』)について、

《中居にずっと任せている方がやりやすいと思って。その癖がついてしまった》《中居にどうしたらええのん? って聞いてね。20年あの番組やってるんでけど、一言だけメールが来ました。「そろそろ覚えてください」って》

と不安を吐露していた。

2001年に放送が始まった『世界仰天』で22年間ともにMCを務めてきた中居と鶴瓶。番組当初49歳だった鶴瓶の年齢を超えた中居だが、出会いは中居14歳、鶴瓶35歳の時だった。

鶴瓶本人が、当時のことを振り返ってこう語った。

「中居のことは10代のときから知ってる。『歌謡びんびんハウス』(テレビ朝日系)からSMAPとの付き合いが始まって、中居は当時からしゃべりは上手かったけど、まだ司会のしゃべりではなかった。でも、すごく物事を考えていて、俯瞰でものを見ることができる。賢いし読書好きで、中居は10代のときからSMAPをどう売るかを意識していた。SMAPみんな優しかったけど、特にツートップの木村拓哉と中居は優しい印象があるわ」

中居は親しみを込めて鶴瓶のことを“べーさん”と呼ぶほど、心を開いている。プライベートでもゴルフ仲間で、鶴瓶の古希祝いには70万円の高級ブランド鞄を贈っている。2016年にはともに熊本地震の被災地を極秘訪問して、アイスクリームを配って歩いたことも。

『金スマ』では休憩中にリラックスしていても、本番直前で帽子を被り直して自分の中のスイッチを入れるという中居だが、鶴瓶ら先輩と組んでMCを務める番組ではアシスタントの気持ちで臨んでいるという。『笑っていいとも!』ではタモリ、『うたばん』では石橋貴明をサポートする役割に徹していた。

2007年にNHK紅白歌合戦で司会を務めた中居と鶴瓶。噺家とアイドル、経歴も年齢も違うが、気心知れた二人の間に「言葉はいらない」と、鶴瓶は語る。

「最近はマネージャーを通してしか連絡を取っていないけど、マネージャーも『大丈夫』って言ってました。年末いっぱいは休むけど、帰ってくると思いますよ。大人の男同士で付き合いも長いから、わざわざ『どやねん?』とか聞いたりしないけど、ご飯も食べてるって聞いてるし、中居はもうじき帰ってくるから心配することはないですよ。

でも、影響力があんなにあるやつやから、みんなが心配するのは当然だと思うし、それは本人もありがたいと思うよ。大変だったら本人からまた何か連絡あるでしょう。便りのないのは良い便りですよ」

35年間トップスピードで走り続けてきた中居。個人事務所の社名の“のんびりなかい”は、心配するファンの声と言ってもいいだろう。2023年、また元気な姿をみせてほしい。
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