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https://news.yahoo.co.jp/articles/4ee0b7efac765acb2884d6922488b76f3789419c
物価高は社会的な弱者ほど大きな影響を与えます。ある男性の現実を取材しました。
(林昇さん)
「こういう具合に何もないでしょ」
Q:買いだめしたり?
「きょう行くところだったけどね」
Q:安い時に買いだめしたりする?
「(夜)7時か8時頃に行こうかと思っているのですが」
Q:夜値下げになった時に?
「値下げになった時に」
賃貸マンションに1人で暮らす林昇さん、76歳。年金と生活保護を受けて生活しています。家計の圧迫は社会との繋がりを減らし孤独と孤立を生み出します。
(林昇さん)
「交際費は・・・友達はいっぱいいるけどしない。お金の貸し借りもできないし自分は自分人は人だし、誰も助けてくれないからね。このままいくんじゃないかな。僕の場合は」
先が見えない不安と戦いながら、林さんは「値上げの時代」を生きていました。
(林昇さん)
「とにかく人に迷惑をかけない事。それで節約しながらやっていく。あとは死ぬのを待つだけ。さみしいよほんと」
年末、林さんの生活に少しずつ変化が起きていました。近所のスーパーで買い物をする林さん。250円の弁当が評判のスーパーです。
(林昇さん)
Q:いつも買うのですか?
「これを買いに行きます。ラーメンに入れたら美味しいのですよこれ”ごぼう天”が」
ふと目についたのは”いちご”です。
(林昇さん)
「おいしそうですね。いちご高いね。500円」
Q:となりの”いちご”はちょっと値引きですよ。
「これが値引きですね」
Q:ちょっと手が出ない?
「出ないですね」
結局、イチゴは諦めました。
(林昇さん)
「これが美味しいんですよ」
Q:何に入れるのですか?
「醤油かけて食べるのですよ」
Q:血圧が高いのじゃないですか?
「病院に行ったのですよ。薬を飲みだして上が(血圧)120で下が70」