なぜ低い? 若者の岸田首相支持 改革色の弱さ要因か 世論調査分析

 岸田文雄首相が若者の心をつかめていない。

 岸田内閣の支持率を年代別に見ると、年齢が下がるほど低くなる傾向がある。安倍、菅両政権では一定の支持を得ていた層だ。専門家の分析を交え、要因を探ってみた。

 時事通信が18歳以上(2016年9月までは20歳以上)を対象に毎月実施する世論調査によると、12年12月末に第2次政権が発足して以降の安倍内閣の平均支持率は、全世代45.9%に対して29歳以下で43.7%。
菅内閣では全世代36.7%、29歳以下36.0%だった。いずれも差は大きくない。

 一方、岸田内閣では全世代42.7%、29歳以下33.7%と9ポイントの開きがある。

 しかも、70歳以上が49.9%、60代で44.3%、50代で42.3%、40代で41.5%、30代は37.6%と、若年層ほど低い。年代間のばらつきが少なかった安倍、菅両内閣と違いは顕著だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/123515497bc410ea132a30436105697ea0630d8d