取り押さえる際に暴行したとして巡査部長書類送検 三重県警

三重県警察本部は酒に酔って暴れていた男性を取り押さえる際に暴行してけがをさせた疑いで47歳の巡査部長を書類送検し、減給の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは桑名警察署の地域課に所属する47歳の男性の巡査部長です。
警察によりますと、巡査部長はことし10月、桑名市内のパチンコ店から客が暴れているという通報を受けて駆けつけたということです。
巡査部長は同僚の警察官5人とともに酒に酔った男性を取り押さえようとした際に男性の上半身などを複数回蹴って、顔に全治1週間のけがをさせたとして特別公務員暴行陵虐傷害の疑いで16日付けで書類送検されました。
また、三重県警察本部は巡査部長を減給10分の1、6か月の懲戒処分としました。
巡査部長は容疑を認め、「被害者が暴れて抵抗する中で憤慨し暴行してしまった」と話し、16日付けで依願退職したということです。
三重県警察本部の小谷寛首席監察官は「被害者と県民に心からおわび申し上げます。問題点の検証を行い、職員の指導を徹底するなどして、再発防止に努めたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20221216/3000026516.html