■きっかけは大学の同級生のインスタ
始まりはその年の8月下旬。大学を出て社会人として働き始めたばかりだった穂野香さんの大学の同級生が「投資に興味ある人!」と書き込んだインスタグラムだった。
懐かしさもあったのだろうか、穂野香さんが返信すると、同級生は男を紹介した。
8月28日、穂野香さんは同級生と男が入ったLINEグループに入れられた。
男は「初月130万、2ケ月目660万、3ケ月目1200万(稼いだ)」
「何もしなくてもお金が入ってきます」と畳みかけた。
穂野香さんが「所謂マルチですか」と尋ねると、即座に「マルチとかネズミ(講)ではないです」という。
■大量のLINEメッセージ 女性はついに……
穂野香さんは結局、消費者金融3社から計150万を借り、100万円を男の口座に送金し、50万円は現金で男に手渡した。
自殺はそのちょうど1カ月後だ。
私は男と穂野香さんの100を超えるLINEのやりとりを何度も見返した。
穂野香さんも、完全に納得したというより、追い立てられるように「投資」を決めてしまったように感じた。
当時、穂野香さんが残したとみられるメモには「デメリットは正直ない」と書かれていた。
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000267729.html