かつて捕鯨が盛んだった長門市で、クジラを食べる文化を知ってもらおうと、小学生が、地域の人たちといっしょに鯨カツカレーづくりに挑戦する授業が行われました。

クジラの料理に挑戦したのは長門市立油谷小学校の6年生20人で、授業の一環として、新年を迎えるにあたり、家族の健康や幸せを願って大きなクジラを食べる文化があることを学んでもらおうと行われました。
調理したのは、ニタリクジラの赤肉を油で揚げた「鯨カツ」をのせて仕上げる鯨カツカレーと、イワシクジラの皮を使ったサラダです。
児童たちは、地域の人たちに教わりながら、ニンジンやタマネギを包丁で切って鍋で炒めてから煮込み、食感のアクセントにもなるクジラの皮を入れてカレーを完成させました。
そして、児童は大きな「鯨カツ」をほおばりながらカレーを味わい、なかにはおかわりをする児童もいました。
男子児童は、「少し大変だったけれどみんなでできて楽しかったです。クジラのカツとご飯とカレーが組み合わさっておいしかったです」と話していました。
また、女子児童は、「クジラの肉は普通の肉とは違ってちょっと硬い感じがしたけど、味はおいしかったです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20221220/4060015693.html