パラスポーツの強化指定選手が講師を務める陸上教室が、26日に津市にある三重県身体障害者総合福祉センターで開かれました。 スポーツを通して子どもたちの人間性を育てようと、パラスポーツの啓発活動を行う団体が開いたもので、陸上に興味のある幼児から中学生まで約30人が参加しました。 三重県の強化選手にも指定されている義足のアスリート、井谷俊介選手と保田明日美選手が講師を務め、パラリンピックの種目や歴史、アスリートが使っている義足の仕組みなどを説明しました。 井谷選手は「スタートした最初の5歩は地面を見るような前傾姿勢を維持し、そのあとは空き缶を踏みつぶす感覚でひざを高く上げて走っている」と、早く走るためのコツを子どもたちに伝授していました。 陸上教室を主催した団体は「参加した子ども同士が友だちになって楽しんでもらい、三重県のパラスポーツのすそ野が広がってほしい」と期待を込めていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/abaded8291481c46e94a469e6c1595740f856afb