国内最高齢37歳雌のコウノトリ死亡 ロシアから寄贈、60羽以上の子孫「野生復帰事業」に貢献 兵庫・豊岡(神戸新聞NEXT)
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兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市)は、1985年にロシア・ハバロフスク地方から譲り受けた6羽のうちの1羽が、25日に老衰で死んだと発表した。園内で飼育していた37歳の雌で、国内で生存するコウノトリの最高齢。これまでに60羽以上の子孫を残したという。
この雌は、国内での野生復帰事業の起点となった6羽のうちの1羽と89年にペアとなり、県内で初めて繁殖に成功した。6羽で生存するのは、この雌のパートナーである雄(37歳)のみとなった。
足立宰副園長は「野生復帰したコウノトリは300羽を超えたが、その原点の個体。大きく野生復帰に貢献してくれた」と話した。