マッチングアプリで出会い5か月で結婚、「合理的な恋」の今…全てをAIで決められるのか

 結婚したカップル10組に1組以上がネットで出会っている――。こんなデータを国立社会保障・人口問題研究所(社人研)が公表した。マッチングアプリの隆盛で男女の出会い方はこの10年で大きく変わった。果たしてどのようにしてカップルたちは出会っているのだろうか。

・理想の”妻”は「年収400万円以上」……

都内に住む会社員、伊東諒斗さん(28)は昨年10月、妻の万澄さん(30)と結婚した。マッチングアプリ「ペアーズ」で出会った2人は、都内の賃貸マンションで暮らしている。

 諒斗さんが言う「出会いがない」というのは「理想の人」との出会いがなかったということだ。背が高く、話が面白く、年収は400万円以上――。これが彼の高校生の頃からの理想だったという。一方、妻の万澄さんの理想は「海外志向のある人」。留学経験があった諒斗さんは、万澄さんにとっても条件を満たしている。

 2人はアプリ上で“マッチ”してからデートを約1か月間で5回ほど重ねて交際スタート。そして、そこからわずか3か月で婚約、その1か月後に結婚した。

 互いに結婚の意思を明らかにしているから、話が進むのが早い――。諒斗さんは「初めて会ったときから結婚したいと思った。運命の人だと思ったので、結婚できて幸せです」とはにかんだ。
 2人のようにマッチングアプリで出会う人が急増している。

 「出会う場がなかったので……。アプリを使えば結婚できるかなと思って」
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe384885ed336d5c23f4020e55f2c54d2d895a46