「事件が起きたのは7月28日に行われた奈良県大会の決勝戦でした。相手の生駒高校がコロナの影響で主力選手が出られなかったこともあり、
21?0の圧勝で5年ぶりの夏の甲子園を決めました。しかし試合の直後、3年生の父親であるXさんが『財布がない』と言ったんです。
甲子園が決まったおめでたい雰囲気を壊さないように『車に忘れたかも』と言っていたのですが、結局見つからなかったようです。
実は保護者の間で、1年くらい前から財布や現金が無くなる事件が相次いでいて、またか……という雰囲気が広がりました。
しかもXさんは会社を経営していて、財布には100万円以上の現金が入っていたんです」
それから数日後、保護者の元に寄せられた“疑惑の写真”によって騒動は大きくなる。
「今の3年生で112代目になる天理の野球部はファンも多く、立派なカメラで試合の写真を撮ってくれるんです。
県大会決勝ということで、今回も数千枚くらいの写真をファンの方や保護者から集まりました。
その中に、ある主力選手Aくんの母親のA子さんが、Xさんのカバンの間近に立っている姿が写っていたんです」
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/1230/bso_221230_4359348178.html