https://www3.nhk.or.jp/lnews/maebashi/20220901/1060012861.html
車道より高くした“スムーズ横断歩道” 初めて設置 高崎
通学路の安全を守ろうと横断歩道の高さを車道より高くしてドライバーに一時停止や減速を促す「スムーズ横断歩道」が県内では初めて高崎市に設置されました。
「スムーズ横断歩道」は、千葉県八街市で下校中の児童５人が死傷した事故などで、通学路の安全をどう守るかが課題となるなか、国土交通省と警察庁が全国で設置を進めています。
このうち、県内では先月２４日に高崎市の吉井小学校の前に初めて設置されました。
この横断歩道は、両端が傾斜になっていて平らな部分が車道より１０センチほど盛り上がっているため、ドライバーに減速や一時停止を促す効果が期待されるということです。
また、ドライバーが遠くからでも気づきやすいように傾斜の部分は真っ赤に塗装されています。
夏休み明けの１日は、子どもたちの登校に合わせて群馬県警の警察官が交通安全の指導を行い、子どもたちはしっかり手を上げて新しい横断歩道を歩いていました。
国土交通省などは、設置前後の車のスピードを比較する調査を行い効果を検証したうえで、ほかの通学路での設置を進めたいとしています。
吉井小学校の武井郁也校長は「ドライバーの皆さんが気をつけてくれていると感じた。子どもたちも横断歩道があることが認識しやすくなったと思う」と話していました。
