高齢者が入居できる物件「全くない」26% 民間調査、背景に孤独死

高齢者がアパートなどの賃貸住宅を借りにくい状況が続いている。単身の高齢者の場合、孤独死するリスクがあるとして、オーナー側が高齢者への賃貸を敬遠するケースがあるためとみられている。

高齢者向けの賃貸物件の仲介などを手がける「R65不動産」(東京)は今年9月、賃貸業を手がける全国の不動産管理会社の経営者ら860人に尋ねた調査結果を公表。

自身が管理する物件のうち高齢者の入居可能な賃貸住宅が「全くない」と回答した割合は、25・7%にのぼった。

同社の山本遼社長(32)は「高齢者でも入れる物件があるのは、100件の不動産仲介業者に電話をかけて、5件くらいというのが実感だ」と話す。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ad048d0e28c1e637a67f962a2c53bcd77d129a12