レッドパージ

冷戦の激化に伴い、次第に反共色を強めるGHQは、昭和25(1950)年6月6日の吉田茂首相宛マッカーサー書翰で、共産党幹部の公職追放を指令した。
占領の目的である日本の民主化を妨げる勢力として、共産党中央委員24名の名前を挙げ、
SCAPIN548(ある種類の政党、協会、結社その他の団体の廃止)並びに550(好ましくない人物の公職よりの除去)に基づく公職追放を指令している。
書翰は同日、『官報』(第58号)で、訳文と共に発表され、以降レッドパージの波は民間、官公庁へと広がっていく。

https://www.ndl.go.jp/modern/cha5/description12.html