韓国原爆被害者協会名誉会長の郭貴勲さん死去 広島で被爆

「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」(市場淳子会長)によると、韓国原爆被害者協会名誉会長の郭貴勲(クァククィフン)さんが12月31日、韓国・広州市の病院で死去した。98歳だった。死因は脳出血という。

郭さんは韓国南西部の全羅北道出身。徴兵され、21歳のとき日本兵として広島で被爆した。1998年、在外被爆者にも被爆者援護法に基づく健康管理手当を支給するよう求めて提訴した。2001年に大阪地裁、02年に大阪高裁で勝訴し、国は上告せず確定。在外被爆者をめぐる政策の見直しにつながった。

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