干し柿の一種で、福島県伊達地方の特産品「あんぽ柿」の出荷が最盛期を迎えている。 干した際の鮮やかなオレンジ色のカーテンは福島の冬の風物詩だ。2022年に製法確立100周年を迎え、国内有数のシェアを誇る「伊達のあんぽ柿」は、11年3月の東京電力福島第1原発事故の影響で出荷停止を余儀なくされ、産地消滅の危機にも陥った。しかし、地元生産者らは懸命に製法をつないできた。 渋柿を乾燥させるあんぽ柿は原発事故後、放射性物質が濃縮される可能性があるなどとして加工自粛要請が出された。伊達地方を所管するふくしま未来農業協同組合の数又清市組合長(67)は「事故から2年間、完全に出荷が停止した。産地が駄目になるかもしれないと思った」と振り返る。
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