チック(チック症)
https://doctorsfile.jp/medication/199/
不規則で突発的な体の動きや発声が、本人の意思とは関係なく繰り返し起きてしまう疾患。根本的な原因は解明されていないが、4~11歳頃の児童期~青年期の男児に発症することが多い。その時期を過ぎれば自然と症状が出なくなることも。自分自身で症状をコントロールすることは難しいが、症状を緩和することは可能だという。症状が継続する期間によって、「一過性チック症(1年以内に症状が消失する)」、「慢性チック症(1年以上持続する)」に分類され、さらに多種類の運動チックと1種類以上の音声チックが1年以上続く場合は、「トゥレット障害(トゥレット症候群)」とされる。
根本的な原因はまだ解明されていないというのが現状である。しかし、不安や緊張、興奮、疲労などが誘因となりやすい。不安などのストレスや強度の疲労によって悪化しやすく、心身ともに落ち着いている状態のときは改善する傾向にある。また、チック症は、環境的な要因で起こる可能性もある。また、テレビの見過ぎで目が疲れてしまったことをきっかけに、チック症が発症したという例もある。ほかにも、瞬きのチック症の場合、もともと結膜炎などで目がかゆくて目をパチパチとしていたのがクセになってしまい、それがチック症へと発展したケースもあり、原因はさまざまである。