雨宮純が選ぶ、2022年の陰謀論トップ10

10位. 新型コロナワクチンを打つと巨大な血栓ができるが、これは人工寄生虫である

9位. 霊感の強い母親によれば、ワクチンを打つと魂が小さくなる。「真の目的」があるのではないか。

8位. ブラジャーのワイヤーは水平に入っており、電磁波の水平偏波を受信してガンになってしまう。ワイヤーブラが減ったのは悪影響が表沙汰になると困るため。

7位. 千葉県で起きた地震は、東京ディズニーランドの地下にある河野太郎氏のピザ工場が爆破されたために起きた(タローズ・ピザゲート)

6位. 某寿司チェーンKはフリーメーソンの寿司屋

5位. 人類の文明は約200年前に起きた核攻撃と泥の洪水でリセットされている(マッドフラッド-タルタリア陰謀論)

4位. 小麦はGHQが戦後持ち込んだもの(参政党)

3位. 国葬の裏で子供を救う秘密作戦が行われていた。東京の地下には某宗教団体のオリハルコン無限城があり、最終決戦に向けた準備が進められてきた

2位. 安倍元首相はスナイパーに狙撃された



1位. 警察官はレプティリアン(爬虫類型宇宙人)であり、松ヤニで撃退できる(神真都Q)

2022年、最も世間を騒がせた陰謀論集団が神真都Qだろう。筆者は第1回デモから追い続け、その成り立ちと教義をまとめた記事は多くの人に読まれた。全く嬉しいことではないが、筆者の2022年は神真都Qと共にあったと感じている。

その神真都Qが繰り出した説の中でも、最もインパクトが強かったのが「松ヤニでレプティリアンを撃退できる」説である。レプティリアン=爬虫類型宇宙人が世界を支配しているという陰謀論自体があまりに現実離れしており、「陰謀論」のイメージとは異なる人も多いかもしれない。しかしこの説の原型(レプティリアンとスピリチュアルな高次元の結合)を作り上げたデヴィッド・アイクの著作は90年代から流通しており、UFOや宇宙人が登場する陰謀論となるとさらに時代を遡る。宇宙人が登場する陰謀論は今や当たり前なのである。それが神真都Qにも取り込まれているだけであり、陰謀論として見た時に特段奇抜なわけではない。

団体の事務所に家宅捜索が入った際の「松ヤニ持って集まりますか?」というあまりに緊張感のない(松ヤニは必殺の武器なのでむしろ真面目なのかもしれないが)反応はウォッチャーを驚愕させた。

さらに、ノーマスクでミーティングをしていたためファミレスに警察を呼ばれてしまった際、警察に対して松ヤニを突き出している写真は(勿論レプティリアンである警察を攻撃しているのだ)2022年で最も印象的な一枚である。

https://i.imgur.com/XAiH9kZ.jpg
https://i.imgur.com/DM7gXZM.jpg

https://note.com/caffelover/n/n1b17bcbc8d90