ロシア、兵士を映画で「英雄化」 プーチン大統領、待遇改善も指示

 ロシアのプーチン大統領は3日、ウクライナで続ける軍事作戦に参加する兵士らを「英雄」として扱うドキュメンタリー映画の製作を支援するよう国防省に命じた。また軍事作戦をテーマにした映画の上映機会を確保するよう文化省などに指示した。タス通信などが伝えた。

 侵攻に加わる軍関係者を英雄としてたたえることにより、戦闘長期化で社会に厭戦気分が広がるのを防ぐとともに、前線の兵士らの士気を高める狙いがあるとみられる。

 プーチン氏はまた、軍病院だけでなく一般の病院も軍事作戦で負傷した兵士の治療とリハビリを受け入れるよう保健省に指示した。

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モスクワ郊外の公邸で8歳の少女とクリスマスの願い事について電話で話すロシアのプーチン大統領=3日(ロシア大統領府提供・ロイター=共同)