コロナ薬、用途拡大に意欲|愛媛新聞ONLINE
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塩野義製薬の手代木功社長(63)は5日までに共同通信のインタビューに応じ、新型コロナウイルス感染症の飲み薬ゾコーバについて、感染者の治療に加え、同居家族の発症予防の効果を検証すると明らかにし、用途の拡大に意欲を示した。近く日本や米国を中心に臨床試験(治験)を開始する。「米食品医薬品局(FDA)が関心を示しており、アクセルを踏む」と意気込んだ。

ゾコーバは昨年11月の緊急承認後、約1万人に処方。ウイルスの増殖を抑える効果があり、感染の可能性が生じても事前の投与で発症を防げるかを検証する。塩野義は過去にインフルエンザ治療薬でも発症予防で承認を取得している。