新型コロナ “重症用ベッドほぼ満床” 年明けの医療現場はいま

2023年1月5日 19時42分

年明けとなる5日、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認された人の数は、西日本を中心に12の県で過去最多となり、全国では22万人を超えました。

都内の大学病院では12月下旬から重症患者のためのベッドがほぼ満床となり、新たな患者の受け入れが難しい状態が続いています。このままではコロナ以外の救急医療にも影響が出かねないとして、現場の医師は危機感を募らせています。

新型コロナと向き合う医療機関の現状は、いまどうなっているのか? 現場の医師にQ&A形式で詳しく聞きました。
都内では新たな重症患者の受け入れ難しい病院も
東京 文京区の日本医科大学付属病院では重症のコロナ患者用に6床を確保していますが、12月下旬からほぼ満床の状態が続いています。

病院によりますと近隣の病院でコロナの院内感染が相次ぎ、重症の患者が回復しても受け入れ先が見つからないということです。

このため、新たな患者の受け入れが難しくなっていて、入院が必要な患者の救急搬送は断らざるをえない状況となっています。

全国の重症者は増加が続いています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230105/k10013941541000.html