中国IT大手は成長鈍化、政府統制の代償-ゴールドラッシュに終止符

-アリババやテンセント、習指導部の格差是正「共同富裕」に同調

-テクノロジー業界、高額報酬提示できず-大卒者も敬遠の動き

中国のテクノロジー大手にとって、2022年は変化を余儀なくされた1年だった。当局による締め付けや新型コロナウイルス感染拡大による影響で、アリババグループやテンセント・ホールディングス(騰訊)は四半期として初の減収に見舞われ、数千人規模の人員削減にも追い込まれた。

中国当局の明確な戦略がこうした状況を招き、国内テクノロジー企業の経営を巡る新たな時代の幕開けとなった。習近平指導部は経済成長などを犠牲にしてでも統制を優先する用意があることを示した。かつては称賛の対象だったIT大手を2年にわたり締め付け、こうした企業は先の読めない状況に置かれた。

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https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-01-05/RNZJD7T0AFB701