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羽田空港のターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と子会社の東京国際空港ターミナル(TIAT)は1月6日、机やWi-Fiによるインターネット環境、電源を完備した遮音性の高い個室オフィス「個室型ワークボックス」を、第2と第3ターミナルに設置したと発表した。第1は昨夏に導入済みで、リモートワークやWeb会議などができる個室を全ターミナルに用意した。

羽田で導入したワークボックスは、JR東日本(東日本旅客鉄道、9020)が運営する「STATION BOOTH(ステーションブース)」と、野村不動産の「H¹TBOX(エイチワンティーボックス)」。国内線が乗り入れる第2ターミナルは、出発ゲートエリア内の58番搭乗口付近にステーションブース、62番付近にエイチワンティーボックスを設置し、6日から営業している。

 国際線が発着する第3ターミナルは、3階出発ロビーにエイチワンティーボックスが6日にオープン。2階到着ロビーにステーションブースが2月に設置される見通し。

 いずれも営業時間は午前7時から午後9時30分で、最終受付は午後9時15分。税込料金は15分275円からで、クレジットカードと交通系ICカードで支払える。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大以降、リモートワークやWeb会議などのニーズが空港でも高まっていることから、空ビルは第1ターミナルの出発エリアにステーションブースを2022年7月に、エイチワンティーボックスを8月に導入。第2と第3にも展開したことで、全ターミナルで利用できるようになった。

 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)も、多頻度利用者が入室できるラウンジに、個室オフィスを導入している。