2023年ステマがついに禁止に!? 即バレしてイメージダウンな「ネットのステマ」それでもまだやりますか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/56ce79051fa851633a56f00282fe31cd19e2de7a

以前「あるアニメ映画」が公開された際、SNSには映画を観た感想が数多く投稿されました。話題作だったから当然でしょう。そしてなぜかSNSで活躍する複数のマンガ家たちも、映画の内容や感想をそれぞれマンガに描いて、一斉に投稿し始めたのです。ん??

マンガの内容はどれも映画を観に行きたくなるような構成。しかもどのマンガも、同じ日のほぼ同じ時刻に一斉に投稿されるという益荒男ぶり。ちなみにそれらの投稿、個別に見れば「ああ、マンガで描きたくなるほど面白かったのね」と思わせる自然な内容でしたが、残念ながらネットって、情報を漏れなく「集めて」「並べて」「比較する」のがとっても得意なんですよね。つまりステマがバレやすい。

たった一人でも「これ広告案件じゃね?」と違和感を覚えてれば、あとは時間の問題。ネット上で似たようなマンガ投稿が探し出され、並べて比較され、「これは映画会社がマンガ家たちに依頼したステマ案件ですわ」と騒ぎになりました。その騒ぎをメディアが報じ、映画会社からは「手違いでPRと付け忘れた」というお詫びコメントが出され、まあ実際そうなのかもしれませんが、広報施策としては完全なる失敗でしょう。だって意図的だろうが手違いだろうが、ネタがバレた手品ほどダサいものはないですから。

実は2021年の東京オリンピックでも、ボランティア応募に前向きな複数のSNS投稿が「個人を装ったステマでは?」と話題になりました。ネットのステマは成功率も読めないし、とにかくバレやすい。しかもバレた時のダメージは爆裂的で、その企業やサービスに相当ダサい爪痕を残すのです。

そんなリスキーな施策だと分かったうえで、それでもステマ、やりますかね。