■エマニュエル・トッド
ドイツは、キリスト教の影響でいとこ同士の結婚を許容しませんが、日本は終戦直後の段階でいとこ同士の結婚が1割程度ありました。日本は閉鎖的な傾向がありますが、それでも、ここまで日本が移民をかたくなに拒否するとは思いませんでした。

https://mainichi.jp/articles/20221130/k00/00m/040/240000c

■日本は近親婚率が高い社会 国立社会保障・人口問題研究所
【調査研究 配偶者選択の現状 今泉洋子 金子隆一】
我が国でも山村や孤島などの集団で近親婚率を調べると30%を超えている集団がいくつかあった。
我が国における近親婚率はこれら隔離された集団ばかりでなく、都市部においてもつい最近まで
近親婚率は数%におよんでいた。我が国における近親婚率と諸外国の値を比較すると。
我が国の値はインド・エジプトの次に高くブラジルの値と同水準にある。
近親婚率を調べることは、集団全体の人口資質を知る上で大切である。
なぜなら、近親婚をした夫婦の子供は、他人結婚をした夫婦の子供より
染色体劣勢遺伝病(例えば白子など)の発生率が高いことや、
死産、乳幼児死亡率が高いこと、ある種の先天奇形発生率が高いことなどが
知られているからである。
我が国のように諸外国と較べて近親婚の多い国においては
今後も近親婚の動向を調べていく必要があろう。
http://www.ipss.go.jp/syoushika/bunken/data/pdf/14168401.pdf

■日本家族協会「日本は近親婚が非常に多い」
遺伝のはなし3 近親婚 – 日本家族計画協会
近親婚はどれくらいあるか
わが国では 1947 年には 15.5%という報告もありました。最近は減少し 3~5%
を割っているでしょう。もちろん、地域差はあります
近親婚は欧米では 0.2~0.3%です。
http://www.jfpa.or.jp/mother_child/150401遺伝のはなし3-1近親婚.pdf

■医師「日本は近親婚が多い」

実際に世界中で報告されているウェルナー症候群の患者さんの約6割は日本人です。
近親婚により発症しやすくなると推測されている
なぜ日本人にウェルナー症候群が多いのかというと、その原因は未だ明らかになっ
ていません。常染色体劣性遺伝病であるウェルナー症候群は、いとこ同士やはと
こ同士など親戚同士の近親婚によって発症しやすくなります。
たとえば、日本とともにウェルナー症候群の患者数が多い地域に、
イタリアのサルジニア地方があります。このサルジニア地方は、
島国の閉鎖社会であるといわれています。一般的に、周囲と交流がないような
隔絶された地域では近親婚が増加する傾向にあり、この近親婚が疾患の
発症の一因になっていると推測されています。
https://medicalnote.jp/contents/171227-015-HX