(ブルームバーグ): 中国政府は、新型コロナウイルス対策として入国者に義務付けてきた隔離措置を8日から撤廃する。同措置は法外な航空運賃と共に旅行者にとって大きな足かせとなっていた。 中国に入国を希望する場合、依然として48時間以内のコロナ陰性証明が必要となるものの、春節(旧正月)休暇を2週間後に控えた時点でのこうした大幅な入国管理の緩和は、世界的にエンデミック(地域的流行)として受け取られるようになってきているコロナウイルスを封じ込めようとする中国政府の取り組みの終わりを示している。 その効果はまず海外に滞在する中国人の数年ぶりの帰郷ラッシュだ。サンフランシスコに住むコンサルタント、コナー・チャオ氏(25)は「2年近くも帰っていないため、今回の発表は夢のようだった」と語る。現在はバンコクにて休暇中で、中国本土への便のチケットがより取りやすい香港を経由して、19日に青島に向かうという。
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