今春入学の私立中学入試が本格化している。首都圏では10日、埼玉県内の私立中学で試験が始まった。

埼玉栄(さいたま市西区)には、午前と午後の2回の試験に計2941人が出願した。10日午前9時の集合時間に合わせて多くの受験生が訪れ、連れ添った保護者に励まされながら会場に入っていった。

横浜市旭区の女子受験生は「今日が初めての受験。緊張感を持って臨みたい」。埼玉県入間市の女子受験生は「今まで勉強してきたことを発揮できたらいい。緊張と不安はある」と話していた。

首都圏の私立中入試は今後、千葉県で20日、東京都と神奈川県で2月1日から始まる。愛知県では既に始まっており、2月初旬には滝(江南市)や東海(名古屋市)で試験がある。福岡県では1月12日に西南学院、14日に福岡大大濠(いずれも福岡市)などで実施される。関西地方では、灘(神戸市)で14、15両日、洛南(京都市)で16日に入試がある。

近年は全国各地に試験会場を開く地方の学校も多い。北嶺(札幌市)は今回、仙台市や名古屋市、大阪市など9都市で入試を行った。(西田有里 横川結香)

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