今年4月に茨城県の名門、土浦第一高校の校長に就任する「よぎさん」ことプラニク・ヨゲンドラ氏に教育方針や日本のインド人コミュニティーについて聞いた。(聞き手=稲留正英・編集部)


── 学校では生徒にどんなメッセージを。

■「多様な自分を考えていこう」と言っています。よく使う言葉が、「King of One, Jack of Many」。一つのスペシャリストの土台を持ったうえで、ゼネラリストであれと。これからは一つだけを知っていればよいという世界ではない。例え自分の専攻が化学でも、ある程度ITや金融のことも知っておかないといけない。

 もう一つは多言語です。土浦第一高校は名門進学校で生徒たちの英語のレベルは高い。しかし、しゃべることができません。先日も生徒たちと一緒にテニスをしたのですが、私が英語でしゃべると、やっと聞こえたという反応です。部活動での言葉は英語にし、日本語を禁止しようかと。誰にも気兼ねなく、気楽に英語で話せる場でありたいと思います。

https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230117/se1/00m/020/035000c