2023年1月10日、ホンダは中国・上海で開催されたオンライン発表会において、中国国内の若年層に向けた電動二輪車（Electric Bicycle＝EB）、「Honda Cub e：」「Dax e：」「ZOOMER e：」の3モデルを発表した。
オンライン発表会では「Electric Evolution, Colorful Future」をテーマに、電動二輪車の新ブランドである「Honda e：」、そして3台のEBを発表。お披露目された3車種は、いずれもガソリンエンジンを搭載した既販モデルのSuper Cub、Dax、ZOOMERのデザインをモチーフとしたものだ。
ホンダにとって実績のあるモデルをモチーフとし、EB専用設計の車体やモーター、バッテリーを搭載した Cub e：、Dax e：、ZOOMER e：。いずれも動力性能や航続距離、車両価格や販売方法など一切は明らかになっていないが、ホンダでは『2025年までに合計10モデル以上の電動二輪車をグローバルで投入する』としており、今回発表された3車種はその先駆けとなるモデルとのこと。
今回のオンライン発表会では、『ホンダは電動二輪車時代においても、お客様に「自由に移動する喜び」を提供するとともに、電動化・知能化分野の技術向上とイノベーションにより、新たな付加価値を持つ製品を提供していく』と発表している。４輪のみならず２輪も電動化が進むなか、今後も「ホンダらしい」製品の登場に期待がかかる。
ただ残念なのは、今回発表された3車種のEBはいずれも日本市場への導入は予定されていないことだ。以前には『2022?24年の間に、中国・アジア・欧州・日本で5車種のコミューターEM／EBを投入予定』と発表していたし、近距離コミューターとして日本国内市場でもニーズはありそうな気がするのだけど……。
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