実は、大阪市の「道頓堀川遊歩道等の使用に関する行政指導要綱」の「行為の禁止」では「何人も、遊歩道等において次の各号に掲げる行為をしてはならない」として、
「石、ガラスびん、金属片その他遊歩道上の人若しくは船舶等を損傷するおそれのある物件を投げ、発射すること」と定めている。
つまり、竿を振って針と重りを川に投げることになる釣りは禁止だ。また、遊歩道がない場所でも、川沿いはほぼ私有地で、不法侵入となる。
前出ライターは「遊歩道では通行人に危険を及ぼすし、その下流も私有地なので、道頓堀川での釣りは本当は禁止なんです。禁止の川で、大々的に『ウナギを釣った』と
言えないから、釣り人の間だけで伝えられていた話なんです。だから、府や市、研究者に伝わっていなかった。実際、明るい時間にルアーでシーバス釣りをしたら、市職員
から注意されます」と話している。
釣りが禁止されているから、今までウナギが釣れていても誰も言い出さなかったわけだ。くれぐれもウナギがいるからといって、道頓堀川で釣りをしようなどとは考えないでほしいものだ。
https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/250695